クールセーブの性能

1.クールセーブと透明ガラス・ペアガラスとの性能比較

 厚さ3mmのガラスにクールセーブを塗ると、室内への流入熱量を約30%以上(クールセーブHGなら40%)カットします。
 厚さ5mm以上のガラスやペアガラスに塗れば約50%をカットします。

 

クールセーブコートクールセーブHGコート

 

 

単板ガラス3ミリペアガラス6ミリペアガラス

 ②は何も施していない1枚のガラスの状態です。
 ②~④を比較していただければお分かりの通り、ペアガラスを入れただけでは室内への流入熱量はさほど単板ガラスと変わりません。
 クールセーブを塗れば、体感でわかるレベルで効果が必ずわかります。ペアガラスやLow-Eガラスに塗るとさらに相乗効果が生まれます。



2.財団法人建材試験センターによる品質性能試験データ

  性能試験による測定数値
  可視光線透過率70%以上と遮蔽係数0.7未満を両立しているのはクールセーブだけです。(最も性能と見た目のレベルが高いということです。)

  近赤外線カット率業界No.1
  ・近赤外線とは、赤外線の波長の中で人が最も暑さを感じる領域です。
   また、研究により近赤外線は老化・白内障などの発症を促進する、有害なものであることがわかっております。
   地球温暖化が加速している中で、UVカットだけでなく、健康のためにも近赤外線をカットすることが人体にとって非常に大事になります。

 

試験項目 数値 ( )内はHG
ガラス厚 3mm
紫外線透過率 0.4 (0.02) %
可視光線透過率 75.5 (70.3) %
日射透過率 43.3 (30.4) %
日射反射率 6.1 (5.2) %
日射吸収率 50.6 (64.4) %
遮蔽係数 0.69 (0.60)
熱貫流率 6.0[W/(㎡・K)]

用語解説
①可視光線透過率
透明度のことを表します。一般的に、透明度が高いほど遮熱効果は低くなります。

②日射透過・反射・吸収率
3つを合計すると100%になります。日射をカットするためには反射か吸収のどちらかでしかできません。反射は周囲を暑くさせてしまい、規制が厳しくなっております。最も効率的に熱をカットさせるのは吸収です。ただし、吸収率が高すぎると熱割れを起こしてしまう可能性があります。

③遮蔽係数
総合評価の数値です。1.0に近づくほど遮熱効果は低くなります。つまり、数値が低いほど遮熱効果が高いということです。色の暗いフィルムは0.50を切る数値で非常に高い遮熱効果がありますが、冬には必要最低限の日光まで遮ってしまうため、かえって寒くなるおそれがあります。クールセーブは夏冬のバランスを総合的に考慮した性能になっております。


  また、熱貫流率は材料の厚みによって計測されてしまうため、クールセーブの塗膜5μm(ミクロン)では通常の窓ガラスと同じ数値になります。

         

         クールセーブ 分光透過率・反射率測定結果                他社某製品 分光透過率・反射率測定結果

クールセーブと他の比較

   

   解説:
   一般的に人が暑さを感じる赤外線は上のグラフの波長(横軸)で、およそ800nmから先の領域をどれくらいカットしているかが、性能の目安です。
   800nm~2500nmの部分を近赤外線といい、横軸の800nmの部分ですでに50%以上カットしていなければ良い性能とは言えません
   クールセーブは1000nmで約80%カットしておりますが、例として挙げた他社製品はは同じ地点で50%もカットしていません。
   つまり、クールセーブの方が遮熱効果は遥かに高い、ということになります。
   また、1500nmより先の波長はほぼ100%近くカットしているのが当たり前です。

   他社製品と比較していただく際は分光透過率の曲線の角度を見て下さい。上の曲線グラフの勾配が緩やかなものは日射のカット率が低い
   =簡単に言えば遮熱性能がよくない ということです。
   赤い点線が示す分光反射率はコーティング液剤であれば、ほとんどの製品は通常の窓ガラスとあまり変わりません。

 

3.温度比較実験(ノーマルガラス vs クールセーブ・3M遮熱フィルム・クールセーブHGとの遮熱性能比較)

 100Wのレフ球ランプを入れた温度比較ボックスによる比較実験(左側:未コート5ミリ厚ガラス 右側:試験対象ガラス)
 20℃からスタートし、ランプをつけて5分経過後の温度を比較しました。なお、ボックスの上面・背面・横に穴をあけて空気が流れるようにしてあります。

 写真はすべてクリックで拡大します。

    ① 実験開始前 ともに20.0℃                      ② ノーマルガラス と クールセーブ  
                                            32.6℃       25.5℃   温度差7.1℃

    

    ③ ノーマルガラス と 3M遮熱フィルム(ニュートラル35)       ④ ノーマルガラス と クールセーブHG
        32.7℃      25.5℃     温度差7.2℃             32.7℃      22.8℃    温度差9.9℃

  解説:実験で使用した、3M遮熱フィルム(ニュートラル35)は可視光線透過率37%、遮蔽係数0.55と、公称ではクールセーブ(遮蔽係数0.69)よりも
     フィルムの方が色が暗く、遮熱効果が高いはずであるにもかかわらず、クールセーブとほぼ同じ温度差になります。

     また、クールセーブの方が透明度(可視光線透過率)は遥かに高いので、透明度が高いままフィルムと同等の遮熱性能を発揮していることがわかります。
     クールセーブHGならさらに高い遮熱性能を誇ります。

     もちろん、クールセーブの方が耐久性は高く、価格も安くなります。(ニュートラル35の設計価格は㎡あたり¥14,000以上)


 ただし、これはあくまでもボックス内での実験です。より正確なデータは次の「4.工学院大学・研究施設での温度比較試験」をご覧下さい。

 

4.工学院大学・研究施設での温度比較試験

 工学院大学・中島裕輔教授全面協力のもと、クールセーブ性能試験を行いました。この実験施設は政府機関も利用しており、民間の企業は通常使用できません。
 日本建築学会にて試験結果が論文発表もされており、この試験により経済産業省のものづくり補助金の対象となりました。
 第三者機関を全て含めても、これ以上正確なデータは日本国内では計測できません

  工学院大学八王子キャンパス 地震防災・環境研究センター             実験に使用したガラス

 

それぞれのデータを計測しております。

 

   平均室温の比較

クールセーブ・室内温度差

   

  窓ガラスからの距離別温度差の比較

クールセーブ・距離別温度差

  




   1時間あたりの消費電力(暖房使用時)の比較

クールセーブ・冬の断熱性能

 試験方法
 全く同じ条件(日の出から日の入りまで太陽光が当たり続ける)の2つの並んだ部屋を用意し、A室にクールセーブをコーティングした窓、
 B室に通常の窓を入れました。1つの部屋に温度センサーを約100個付け、24時間コンピュータ管理のもと計測しました。

 また、暖房効率を計測するため、別途冬期を想定した小部屋を作成し、温度管理を行いました。


 試験結果概要
 ・・・室温3℃以上、窓から1m離れた場所で6℃の温度差が確認されました。
 ・・・約23%の電力消費削減(暖房効率アップ)になりました。

 補足
 マンションやホテルの一室を借りて試験しても熱の正確なデータは計測できません。部屋の大きさ・日射の入り方・人の動き方だけでも温度差は発生し、
 いくらでも自社に有利なデータは計測できます。また、日本国内の通常の室内環境で10℃以上の温度差が計測されることは、窓ガラスコーティングだけでは
 ありえません。比較試験ボックスなどの温度差をそのまま性能値としている業者もおります。温度差の数値だけに惑わされないようご注意下さい。





 すべての数値は測定値であり、保証値ではありません。